開かずの部屋

2017.10.18.Wed.21:15

うちの会社には、開かずの間がある。 

嘘みたいなほんとの話で、確かにある。 

会社は3階建て。その3階の端に資材倉庫があり、その倉庫の奥に扉が設置されている。 

新人の頃、資材を取りに倉庫に行った際にドアの存在に気付き、当時の先輩に聞いてみたが、

「気にすんな」の一言で片付けられた。 

会社の外から見てわかったが、そのドアの先には部屋があるようで、窓も付いている。

常にカーテンが閉められていて中は見えないが。 

不思議に感じたが、まぁ倉庫の一部だろう、と思っていた。 

1ヶ月ほど前、我が部署に新人のKが配属された。 

4月からの研修を終え、正式に配属されてきたピカピカの一年生。 

新人ということで、俺の時と同じように色々と雑用を頼まれることもある。 

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ツンバイさん

2017.10.17.Tue.21:15

これは俺が小学5年生だった時の話だ。 

当時、俺の通っていた学校では、『心霊写真』を撮影するのが流行っており、 

俺のクラスの何人かも使い捨てカメラを持って、

放課後の校舎で幽霊が出そうなところを、撮影しながら探索する遊びをよくしていた。 

もちろん、何処を撮っても心霊写真なんか撮れないし、 

放課後の校舎をいつまでもウロウロしていたって先生に怒られるだけなので、 

単に怖いもの見たさというか、スリルを友達と共有したかったのだと思う。

そんな遊びも、時が経つにつれて自然と廃れていったのだが、

俺と2歳年下だった弟(同じ学校の3年)は、写真撮影の遊びを続けていた。 

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生贄

2017.10.16.Mon.21:15

俺の親父の実家がある村の話。

父親の実家、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村(もう合併して村ではないけど)なんだ。

元の起源は、落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所で、それがだんだん村になっていった感じ。

まぁそんなこと、村で一番の年寄りの爺さんがガキンチョに聞かせるだけで、ほとんどの人間は意識していない。

若い子とかは、知らない子のほうが多いくらいだ。

俺の住んでいる市街(といってもすげー田舎)とそれほど距離があるってわけじゃないんだが、

地形の関係で周囲と孤立している。

今でこそ道路もきちんと整備されて、簡単に行き来できるようになったけど、

20年前なんかはろくに道路も整ってなくて、まさに陸の孤島って言葉が似合う、そんな場所だった。

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じいちゃんの話

2017.10.15.Sun.21:15

これは俺が10年以上前に体験した話。 

当時僕は田舎にある実家に住んでいた。

実家は古くから立つ日本家屋ではあったが、あたり一面に田んぼがあるほどのド田舎という以外は、

ごく普通のどこにでもあるような家だ。 

大学も卒業したというのに、仕事も見つけずだらだらと過ごす毎日。 

親には毎日のように非難を浴びせられていたが、じきに呆れられ、殆ど放置された状態になった。 

今思うと、人生で一番最低な時期だったと思う。

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子供の話

2017.10.14.Sat.21:15

今年小学校に入った息子。

3歳の時、交差点で急に道路へ飛び出しそうになって青ざめたことがあった。

「ネーネがね、おいでってしてたの」

道路に飛び出したらダメだと諭している時、息子がこう言った。

道路の向こうで、お姉さんがにこにこしながら

こっちへおいでって話しかけていたんだそうな。

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患者さんの夢

2017.10.13.Fri.21:15

私がまだ看護短大に通ってた頃の話を投下。

看護学生って、看護助手として夜勤のアルバイトをする場合があるのね。

私は家庭の事情から、親から仕送りをしてもらえる状況ではなくて、

学費は奨学金でどうにかなったものの、生活費を稼がなくちゃならなくて、

夜勤のバイトの募集があった時、真っ先に応募したんだ。

実習で行ってる病院だったこともあって、夜勤といっても実習の延長みたいな感じで、

深夜勤務の看護士さんと一緒にマターリ仕事してた。

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だるまさんがころんだ

2017.10.12.Thu.21:15

お風呂に入って頭を洗っている時、「だる

まさんがころんだ」と口にしてはいけません。頭の中で考

えることも絶対にヤバイです。何故なら、前かがみで目を閉じて頭

を洗っている姿が「だるまさんがころんだ」で遊んでいるように見える

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盗んだ傘

2017.10.11.Wed.21:15

心霊話じゃないけど・・・

ある大学でずっと前に起きた話。

A君は大学の野球部のレギュラー投手でした。

体格は良く、身長は180cmを超える大柄な青年です。

テストの時期が迫ったある日、A君は大学の図書館で勉強していました。

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因果応報

2017.10.10.Tue.21:15

ある知り合いの話。

彼は会社でも有能な奴だったのだが、

同僚のある女性社員とその上司が組んで、

昨年仕事上の失敗(本来の原因はその女性社員にあるのだが)

の責任をその知り合いの奴に全てかぶせた。

そのため、結局知り合いは、

会社にいられないようになってしまった。

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事故後の出来事

2017.10.09.Mon.21:15

会社の部下の話なので書くのをためらいましたが、

あまりにも不可解なことなのでここに書くことにします。

自分は工場で働いてるのですが、先日その工場で

大きな事故があり、部下が巻き込まれました。

詳しくは書けませんが、右腕の肩から先が切断され、

右足も繋がってはいるものの、回復は不可能と言うことで

切断を余儀なくされるほどの大きな事故でした。

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