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今帰ってきたの

2019.09.17.Tue.20:55

夜遅く帰ると
「あれ 今帰ってきたの?」
と 母が言った。

そうだと答えると
「ふうん。」
と 首をひねってから私に背を向けた。何か合点がいかないようだった。
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お通夜の日

2019.09.16.Mon.20:55

おじいちゃんのお通夜の日の話です

当時高2の俺は、別に手伝う事も無かったので、準備が終わるまで自分の部屋で音楽を聞きながらマターリとしてたんです。
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Sデパート

2019.09.15.Sun.20:55

これは、警備員のバイトをしていた時に、職場の先輩から聞いた話です。

都内Sデパートが縦に長い建物である事は、先程述べましたが、当然、一人で受け持つ巡回経路は複雑で長いものです。
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エスカレーター

2019.09.14.Sat.20:55

私がビル警備員のバイトをしていた時の話です。

場所は都内のSデパートですが、当時でも既に一般的な設備は乏しく防火シャッターの開閉は勿論、エスカレーターやエレベーターの設定変更等も、中央管制で管理室から・・・という訳にはいかない処でした。
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赤い浴衣

2019.09.13.Fri.20:55

私が中学生の頃、登下校に使っていた竹林を通る近道がありました。少し薄暗くて少し肌寒い細く狭い小道です。

ある日その道を歩いて学校に向かっていた時、私はふいに人の気配を感じて後ろを振り向きました。
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白い日傘

2019.09.12.Thu.20:55

今から、3年ぐらい前の話になります。

僕は内装工事関係の仕事をしているのですが、その会社の社長(と言っても若い)と僕と同僚の計4人で仕事が暇になると、よくスキーに行ってました。

僕達の会社は名古屋の郊外にありまして、国道19号を北上するとスキー場まですぐだったのでほんとに良く通っていました。

いつも12時(夜中)ぐらいに出発してスキー場には3~4時ごろには到着して、一眠りしてから滑っていました。

その日もいつもと同じように12時頃会社に集合して国道19号を北に向かって車を走らせていました。中津川、土岐を過ぎるあたりから道路も狭くなり、行き交う車もトラックや同じスキーヤーの車ばかりになっていきました。

車は社長が運転していて僕は助手席に座っていました。そして後部座席に同僚のKとYが。車中は和気藹々と楽しい時間が過ぎていましたが、あるときふと社長が「裏道でも探そうか」と言い出しました。

僕は結構そうゆう事が好きだったので(裏道探しとか、ミステリースポットにいったり)大賛成でした。

そして車は19号を1本奥に入った山道に進んでいきました。今考えたら何故社長はあんな事を言ったのか不思議でなりません。いつもどおりの道を進んでいたならばあんな目にはあわなくてすんだのに

裏道に入ってしばらく走っていると、もう一つ奥に入る道が出てきました。誰も文句なく全会一致で奥の道に入ることに決まりました。

それから5分ほど走ったと思いましたが、そこは何の変哲もない普通の田舎道でした。

道路は舗装してありましたが、両脇はずっと田んぼだらけで、ポツンポツンと薄暗い街頭が立っているだけの普通の道でした。

みんな「こんなもんだろ。」という感じでじゃあそろそろ戻ろうかと話をし
ていたその時です。

街頭の下に白いワンピースを着て日傘を差した女の人が立っていたのです。「何でこんな時間に」と思い僕は思わず車の時計に目をやりました。

時計は2時過ぎを表示していました。車は大体50~60キロぐらいで走っていたと思います。暗いところでしたし、夜中で少し眠たくなっていたので目の錯覚か何かだろうと思うことにしました。

戻る道をさがしつつ、5分程そのまま走っていました。するとまた街頭の下に白いワンピースを着て日傘を差した女の人が立っていたのです。

その女性の髪は黒いショートボブで、青白い顔をこちらをに向けていました。

街頭の下だったせいか暗闇に浮かぶように感じられました。恐ろしくなった僕は運転している社長の方を見ました。社長も僕の方を見ていました。

「見た?」
「ええ」
「実はさっきも見たんだけど…」
「えっ僕もです」
「ヤバイよね」
「こわいっすね,マジで」

後を振りかえると2人も顔をしかめていました。そこで僕達は来た道をひき返すかどうするか迷いましたがもう少し走ってみようということになりました。

車のスピードは自然と速くなっていきました。すると1分も経たないうちにまたワンピースの女が街頭の下に立っていました。

もう怖くて声も出ませんでした。社長はハンドルにしがみつくように運転していました。今度は街頭と街頭の間に、そして次の街頭の下に……気がつくと同じワンピースの女が無数に道路脇に連なるように立っていたのです。
そしてこちらを見ながら「ニヤッ」と笑ながら…。

もう恐ろしくなった僕は頭を抱えて助手席に深く沈みこもうとしたときです。

僕の足と足の間に黒髪の女の顔があったのです。女は僕をみてこうつぶやいたのです。「みーつけた」僕は余りの恐怖で気持ち悪くなってしまい意識が遠のきかけたとき「グワシャ~ン」という音と同じに記憶を失いました。

僕達の車は、街頭にぶつかりそのまま田んぼに落ちていました。幸い四駆だったので、そこから出ることは出来ましたが、その日はスキーもやめて戻ってきました。

会社に戻り板やウェアを下ろしているとKが「ウワッ」と声をあげたのです。

そこには荷物の上に白い日傘が1本置いてあったのでした。当然僕達はそんな日傘を持っているはずもありませんし、社長の持ち物でもありませんでした。

改めて僕は背筋に悪寒が走るのを感じました。その後その傘は社長が近くの寺に事情を説明して処分してもらったそうです。

あれ以来僕は霊の存在を信じることになりました。



倉庫

2019.09.11.Wed.20:55

この体験は、私が小学生の4~5年生の時の出来事です。季節は秋から冬へ替わる時期でした(多分10月から11月にかけてかもしれない)。

私の母校の近くに倉庫がありましてその頃は学校の怪談やオカルトチックな話が好きな友人と一緒に「期末テストが終わったら、あの倉庫に行かへん?」と、ちょっとした探険隊ごっこを計画していました。
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非常階段

2019.09.10.Tue.20:55

数年前、職場で体験した出来事です。そのころ、ぼくの職場はトラブルつづきで、大変に荒れた雰囲気でした。普通では考えられない発注ミスや、工場での人身事故があいつぎ、クレーム処理に追われていました。
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殺される

2019.09.09.Mon.20:55

十年ほど前の話です

姉が「ビデオを返してくる」と言ってウチを出ていったのは夕方の6時半ごろでした。季節は冬の始まりぐらいでもうだいぶ暗くなってきていました。

それから十分ほどたったでしょうか。いきなり玄関の方で誰かが乱暴に扉を開けてはいってきました。入ってきた人は号泣しています。急いでいってみると、姉が顔面血まみれになって泣いていました。

取りあえず家に上げて、血を拭いてやり医者である父が傷を見て「血は出てるがたいした傷じゃない」というのを聞いて一安心しようやく落ち着いてきた姉に何があったのか聞いてみました。

姉がウチを出てレンタルビデオ屋に行く街灯もほとんど無く人通りも少なく舗装もされてない道をしばらく進むと、道の真ん中に何かを見つけたそうです。

よくよく見てみると・・・・

それはこっちに背を向けてうずくまっている人でどうやら中年の女の人だったそうです。

あたりには誰もおらず、道の真ん中でうずくまっているその人は何か奇妙な感じがしたそうなのですが、姉は一応自転車を降りてその人に「どうかしたんですか?」と話しかけたそうです。

すると、そのおばさんはいきなりすっくと立ち上がりこちらを振り返るやいなやゲラゲラ笑いながら石を投げてきたそうなのです。

その内の一個が姉の顔にあたり血が出てきたそうです。姉は驚愕しつつも、「殺される!」と思いその場からダッシュで逃げたそうですがおばさんはしばらく笑いながら追っかけてきたそうです。

僕はその後自転車回収もかねて現場の偵察に行ったのですが自転車があるだけで、そのあたりにはもう誰もいなかったですが道路には血の跡がありました。

今でも忘れられないです



襖をひっかく音

2019.09.08.Sun.20:55

僕の親友の小学校時分の話。

今から二十年も前のある日。両親が共働きだった彼は、学校から帰ると一人、居間でテレビを見ていた。

しばらくすると、玄関の引き戸が開く音がするので母親が帰ってきたと思った彼は、驚かせてやろうと居間の入口の引違い襖のそばにしゃがみ、足音がよく聞こえるようにと襖に耳を押しつけて母親を待ちかまえた。

足音は玄関をあがり、板敷きの廊下を居間に向かって近づいてきて彼が身を潜める襖の前にきた。

しかし、その足音は入口まできたものの、襖を開けようとしない。おかしいと思った彼は外の様子をうかがおうと、いっそう強く襖に耳を押しつけた。 すると

……ガリ……ガリ……ガリ…。

廊下の向こう側からゆっくりと爪で襖をひっかく音がする。驚いた彼はしばらくその場で硬直したが意を決して襖を開けると、ものすごい勢いで廊下を玄関に向かって走るハイヒールの音だけがした。 そうだ。

その後彼は自宅で幾度と無く女の幽霊(?)に悩まされることになる。作り込みいっさい無しのほんとの話。



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