配水管の点検

2017.11.19.Sun.21:30

昔、配水管の点検するアルバイトしてた。地下に潜って、管に異常は無いか調べる仕事。 

ちょっとした冒険みたいで、毎度ワクワクしながら働いてた。 

まだ始めたての頃、

「管に潜ると人がいることがあるから気を付けろ」って先輩に言われた。 

「人を見つけたらまず声をかけて、何も言わず逃げていく奴は絶対に追うな」と。 

何度か潜って分かったけど、場所によっては人が住めるような管があって、

住み着いてる浮浪者に遭遇することもあった。 

浮浪者はまあ安全なのだけど、その頃はまだ左翼の過激派なんかがぼちぼち活動してた頃で、

過激派が居住してたらしき跡も見つけたことがある。

今思うに結構危険な仕事だった。 

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子供の泣き声

2017.11.18.Sat.21:30

何年前だったかは今はもう覚えていません。

でも、当時はすごく暑くて扇風機つけっぱなしで寝ていたので、夏であることは確かだったと思います。 

熱帯夜ってやつですね。暑いと本当眠れなくて…窓も開けっ放しで、ただ布団に寝転がって目を瞑っていました。

ふと、その日見たホラー番組の映像が頭に流れてきて、あぁ、何思い出してんだろ自分、なんて思ってました。

夏の夜って異様な雰囲気があるじゃないですか。だからかな、いつもより余計怖くなっちゃって。 

とにかく目を瞑って、寝ることに集中したんです。

まぁ、当然意識して寝ようとすれば眠れませんよね。 

それでも何も考えないようにして、ただ扇風機の音に耳を傾けていました。 

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絶対に入ってはいけない辻

2017.11.17.Fri.21:30

あれは俺が小学生の頃だから、もう20年も昔の話だ。 

今回は少し長いっす。 

俺の出身は北関東の寒村で、周りは田んぼと山だらけだった。 

だから子供の頃は、田んぼで藁の束を積んで秘密基地を作ったり、河で魚を取ったりして遊んだもんだ。

村の人たちも皆いいひとばかりで、田舎ならではの良さがある村だった。 

そんなよくある田舎の村だったが、たった1度だけ村全体が恐怖に陥った出来事があった。

今日はその事件を書いてみる。 

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天狗の事件

2017.11.16.Thu.21:30

あれはもう20年くらい昔のことだったかな。 

俺が小学生だった頃に、田舎の婆ちゃん家に遊びに行った時の話だ。 

婆ちゃん家は昔、蚕を飼っていたので、古いがとても大きな家だった。 

爺ちゃんは俺が生まれる前に亡くなったから、今では俺のお袋の弟さん家族と婆ちゃんが暮らしている。

婆ちゃん家は昔の家具とかがたくさんあって、俺ら孫たちはその大きな家を探検するのがとても好きだった。 

近くには流鏑馬?で有名な神社があり、そこは昔から天狗が現れるという伝説があった。

お袋は子供の頃そこで不思議なものを何回も見たらしい。 

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夢で見たことを他人に話してはいけない

2017.11.15.Wed.21:15

同じ家とか場所とかを、繰り返し夢に見ることはあるだろうか。

別に続きモノって事ではなく、ホラーであったり日常的であったりと、

関連性はないけど舞台がいつもそこってやつ。

大抵は昔住んでた家だとか、友人や親戚の家だったりとか。

でも全く覚えがない場所だが、よく夢に見るということがある。

学校でそんな話をしていて、友人が教えてくれた話。

彼は昔からよく夢に見る場所があった。

ちょっとばかり洋風の普通にある住宅で、2階建てだという。

いつから見るようになったのかは覚えていないが、

中学に入ったときにはすでに、『ああ、またか』と思えるくらいだった。

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ずっと恨みます

2017.11.14.Tue.21:15

この話は実話です。私自身も体験したのですが、当時はなにも気付きませんでした。霊などはでません。

それはまだ私が幼いころです。 

記憶は曖昧なのですが、確か妹がまだ赤子だったので、私は小学生の低学年だったと思います。

当時妹はひどい小児喘息で、診察と常備薬を処方してもらうため、

車で1時間ほどかかる遠方の病院に通っていました。 

私は病気でもないのに、よくそれについていきました。 

なぜなら、幼いころはたとえ病院だろうと遠くに行くだけで楽しかったですし、

それに道で外食をすることがあったのです。 

一方、手間がかかる私をつれていくのを母は嫌がり、「家にいなさい」と言っていました。 

私はそれでも無理を言って病院についていきました。

病院では、私はいつも妹が診察をうける間、病院内をうろうろと歩いておりました。 

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天満橋でのこと

2017.11.13.Mon.21:15

これはもう25年以上も前ですが、実際に体験した話です…。

もともとある場所に起因する話なのですが、

当時私は高校2年から3年への春休み中で、事はそのときに起こりました。 

そのある場所と言うのは、大阪経済・金融の中心地、北浜・天満橋界隈。 

正確には、そこを流れる大川にかかる天満橋と、堂島川、土佐堀川と中之島公園で2分される場所です。

3月のある日、友人の母親から1本の電話が。 

『斉藤(私・偽名)くん。うちの健二(友人・偽名)と昨日一緒じゃなかった?』

「昨日は一緒やないですよ」

などと素っ気ないやりとりのようですが、 

彼を含め、友達数人とよくつるんでいたこともあり、

そういった電話もたまにあったので、特に疑問にも感じませんでした。

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オンマシラの儀

2017.11.12.Sun.21:15

古くからの風習とか呪いとか、そういう類の話なので、現実的な恐怖ではないかもしれないけど。 

このサイトにいる人らは興味が湧くんじゃないかと思って書いてみる。俺の実家近辺の話。 

俺の実家周辺はかなり山深くて、未だにケータイの電波も届かない。しかも全キャリアだ。 

子供の頃はTVゲームもやらず、(うちの親はそういうものの存在すら知らなかった)

山で遊ぶしかない暮らしだった。

日が暮れるまで山で虫を捕まえたり、基地作ったり。 

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ごぜさんの鐘

2017.11.11.Sat.21:15

あたり一面山だらけ。 

どこを見渡しても山ばかりという地方の出身です。 

小さい頃からお世話になっていたお寺に『鐘』がありました。 

『鐘』と書いたのには理由がありまして、それは布と縄でぐるぐる巻きにされていたからです。 

鐘を撞く丸太もついていません。

なので、ある程度の年頃になってアニメの一休さんなどを見るようになり、

寺の隅の屋根つきの一角にあるべきものは鐘なんだな、ということがわかるようになりますと、

そのぐるぐる巻きの中身は鐘なんだろう、と感じるようになるというくらいで、

誰も中身を見たことはありませんでした。 

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神谷のおばさん

2017.11.10.Fri.21:15

俺が中学の時、『神谷のおばさん』という有名人がいた。 

同級生神谷君の母親なので『神谷のおばさん』な訳だが、

近所は勿論、同じ中学の奴もほとんど神谷のおばさん知ってる位有名人。 

見た目は普通のおばさんなんだけど、とにかく話を聞くのも話すのも上手い人で、

地元じゃ有名なヤンキーすら、「神谷のおばさんに怒られちゃしょうがない」って悪さ止めるくらい。 

俺達中学生の下らない悩みとか、相談を真剣に聞いてくれたし、

本気で怒ったり励ましたりしてくれる人だったな。 

親とか先生には話せないことを、相談出来る大人って感じ。皆の母ちゃんっていうか。 

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