青いクレヨン

2017.07.20.Thu.21:15

ある夫婦が郊外にある中古の家を買った。

郊外だが駅までは近いし近所にはスーパーなども多いし日当たりも良好。

それに値段が格安といっていいほどの絶好の物件だった。

友人たちに引っ越しを手伝ってもらい、飲み会をしたあとに遅いのでその日は友人を含めて一緒に新居で寝ることにした。

しかし、夜中バタバタバタ……子供が廊下を走るような音を聞いて何人かが起きた。

気のせいだと思ってまた寝ると、今度は子供の話し声が聞こえて目が覚めてしまう。

そのために朝まで熟睡できたものは誰もいなかった。

誰もが夜に体験したことを不思議がった。

そして思った。この家には何かある―と。

全員で廊下を調べていると、青いクレヨンが落ちていた。

もちろん夫婦のものでも友人たちのものでもない。

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ストーカー

2017.07.20.Thu.16:15

ある女性がストーカーの被害に悩まされていた。

家の前に変な男が立っていたなど近所の人から聞くと背筋が凍る思いだ。

そして、どこからかぎつけたのか無言電話がかかるようになった。

「もしもし?」

「……」

「もしもし?どなたですか?」

「……」

こんな無言電話が何度か続いた。

そして彼女も我慢の限界に来ていたので、その日いつものようにかかってきた無言電話に

「いい加減にしなさいよ!このストーカー!いや、ただの変態ね!」と言った。

すると今まで無言だった受話器から「殺してやる……」との言葉が返ってきて電話は切れた。

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寝言

2017.07.20.Thu.11:15

あるカップルが車で夜の山道を走っていた。

しかし、しばらく走っていると道に迷ってしまった。

カーナビもない車なので運転席の男は慌てたが、そのとき助手席で寝ていたと思った助手席の彼女が、「そこを右。」などと道を案内し始めたのだ。

「なんだ、道知ってるのかよ」と思った彼だが、助手席から聞こえてくる彼女の案内にしたがって山道を走り始めた。

「そこを左。」「その道入って」など彼女の案内は続いた。彼は安心して運転をすることができた。

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電気をつける

2017.07.19.Wed.21:15

その日、女子大生のA子さんが先輩B子さんの部屋でサークルのみんなとお酒を飲んでいた。

お酒を飲むと自然と会話が弾み、非常に盛り上がった。

そしてしばらく経つとB子さんが「今日はそろそろお開きにしましょうか。私眠くなってきちゃった…」

B子先輩はかなり酔っているようで、フラフラして今にもダウンしてしまいそうだ。

A子さんをはじめ飲み会に参加したメンバーはB子先輩をベッドに寝かせ、電気を消してB子さんの部屋をあとにした。

部屋を出てしばらく歩くとA子さんはB子先輩の部屋に自分の携帯電話を忘れてたことに気が付いた。

A子さんは他のみんなに先に帰るように言うと、携帯を取りにB子先輩の部屋に戻った。

部屋の電気は消えたままだった。B子先輩が起きて鍵をかけた様子もなく、ドアはあっさりと開いた。

「A子です、さっき忘れた携帯を取りに来ました」

一応入るときに挨拶をしたが、返事はない。真っ暗な部屋で先輩はぐっすり眠っているようだ。

A子は電気を付けるのは悪い気がしたので、手探りで携帯を探し出すと

「携帯が見つかりましたのでこれで失礼します。」

とだけ言うと自宅へと帰った。

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首チョンパソアラ

2017.07.19.Wed.16:15

G県の国道1●号線。

この国道沿いにある中古車自動車店には、白いソアラが5万円で売られている。

そしてある男子大学生は、高級車のソアラがこの値段で売られてることに仰天した。

どこか変ところがないかと調べてみたが、これといって怪しいところはない。そしてこの白いソアラを購入したのだった。

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巣くうもの

2017.07.19.Wed.11:15

にあった怖い話を投下する。 

そん時は俺は地方大学の学生で、同じ科の連中とグループでよく遊んでた。 

たまに混ざる奴もいて、男4~6人で女4人。 

一人暮らしの奴の部屋で集まって飲んでると、よく怪談したがる女の子がいた。 

決まって嫌な顔する子も居て、Aとする。 

こっちの子が俺とかなり仲良かった。 

怪談好きな方をBとするが、Bも別に電波とかじゃなくて、 

怪談も体験談はなくて、それこそこのスレで面白い話を仕込んできてんじゃないか、 

みたいな怖い話をする子で、本当は幽霊とか信じてなさそうだった。 

むしろAの方が「見えるんだ」と言ってて、AはいつもBを避けてる感じだった。 

2人で遊ぶとかは絶対ないし、グループでも距離を開けたがってる雰囲気で、 

俺とあと一人、Aの「見える」を聞いて信じてる奴(Cとする)は、 

本当に霊感があったら遊びで怪談するなんて嫌なのかもしれない、と思ってた。 

ある日、Bと仲のいい男の一人が、恐怖スポットの話を仕入れてきてた。 

車で30分くらいで行ける場所にあるそうで、Bも他の連中も面白がって、 

その場で肝だめしツアー決定。 

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生まれ変わり

2017.07.18.Tue.21:15

あるところに美男美女の新婚夫婦がいました。

結婚生活もしばらくすると幸せな夫婦にもう一つ幸せが訪れました。

二人に子供ができたのです。妻のおなかも順調に大きくなり、幸せも最高潮でした。

しかし、生まれてきた子は夫婦の期待を裏切るものでした。

美談美女の掛け合わせなのにもかかわらず、その子供は醜くかったのです。

そのために夫婦の仲もだんだんと冷えてきました。幸せな生活がこの生まれてきた子の為に狂ってしまう…

二人は自分の子供をそんな風にしか考えていなかったのです。

そしてある日、二人は公園の池のボートに乗りました。

ボートで池の中ほどに行くと周りに誰もいないことを確認すると子供を抱き上げて池に突き落としてしまったのです。

二人は口裏を合わせて「事故だった」と主張し、その通りに処理されました。夫婦を疑うものはおらず、逆に同情も集めました。

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呪いの部屋

2017.07.18.Tue.16:15

・「みえるひと」な女友達Aの言では、Bの身体を出入りしている何か 

 普通の霊と違うものがいる(寄生虫?居候?みたいな状態らしい)。 

・B本人は気づいてないが、霊的なものは大抵それを避けるから、Bは心霊体験できない。 

・とりあえず当時のAが知る限り、ソレはBを守っていた。 

・ でもAが感じる気配では、とても善意の守護ではない。っていうか悪い感じらしい。 

・ 強力な霊とBのナニかが戦うときにはB当人は爆睡するっぽい←Aの推測 

何でも、Aが、もう1人学生時代の友人(Fとします)に誘われて、 

二人でB宅を訪問してきたそうです。 

「何か」が今もいるのか、そして何よりBの子供は普通なのかどうかが知りたかったと。 

最も帰ってきた後の話を聞くと、 

「……行くんじゃなかった……」と言ってましたが。 

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断崖絶壁の崖

2017.07.18.Tue.11:15

去年の夏。友人達と三人で酒を飲みながら、夜を過ごしていました。 

気が付くと時計は4時10分。 

そろそろ寝ようかと思った時、友人がいきなり何を思ったのか、「朝日を見に行こう!」って言い出したんです。 

自分は「寝たい」と言ったのですが、もう一人の友人も「行くか~」と言い出し、

結局ちょいと遠い所にある、断崖絶壁の灯台の見える丘に車で行きました。 

眠たい頭でボーとしながら待っていると、少しずつ空も明るくなってきました。 

やがて5時になって、もうすぐ出ると思ったその時、

友人の一人が「なぁ、あそこに誰かおるぞ」と言い出したのです。

はぁ?と思い、友人の指差した方向を見て驚きました。 

灯台の断崖絶壁を、人が這い上がって登っているのです。 

初めはロッククライミングかと思いましたが、こんな時間にやるわけがありません。 

三人とも無言で、ひたすらその異様な光景を見ていました。 

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2017.07.17.Mon.21:15

4時過ぎくらいに晩御飯の材料を買出しから帰ってきたのな。

で、俺の住んでいるマンションって8階建てで、2階と3階は普通の会社になっている。

俺の部屋はそんなビルの5階だ。

で、部屋へ行くときにはいつもエレベーターを使っているんだけど、

エレベーターの窓ってあるじゃないか。入り口の扉についてるアレ。

普通はそこから外が見えるんだけど、2階と3階は会社のためか、

エレベーターの扉の外にもう一枚、鉄の扉があってそれが目隠しになっていた。

この扉はエレベータが開くときにしか開かないようになっていた。

で、今夜はカミさんの誕生日だからご馳走を作ろうと思って、

材料を買い込んで両手に買い物袋をぶら下げてエレベーターに乗ったわけだ。

俺の他に乗る人も無く、まぁ何時もの事だからリラックスした状態で乗ったんだ。

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