老木

2018.06.20.Wed.21:02

私が以前住んでいた家の真横に、樹齢何十年というほどの大きな椎の木がありました。
我が家の裏に住む住人の所有物であったのですが、我が家はその木のおかげで大変迷惑をこうむっていたのです。
というのも、秋頃になると大量の枯葉が、我が家の庭先に撒き散らされるのはもとより、

樹齢何十年という老木ゆえ、根元から2,3メートルのあたりが朽ちており、
今にも我が家に倒れかかって来そうな様相なのです。
続きを読む "老木"

行ってはいけない山

2018.06.19.Tue.21:02

母は、と言うか母の家系は、某山とよからぬ因縁があるらしく、
祖母より決してそこへ行ってはいけないと固く言われていた。
「あの山に行ってはいかん。絶対にいかんよ。行ったら帰ってこれんようになるよ」と。

ある冬の日、俺が小学校に入って間もないころ、親戚に不幸があり父と母と俺の3人で葬儀に出かけた。
続きを読む "行ってはいけない山"

押し入れ

2018.06.18.Mon.21:01

5年前の夏、祖母の家で起こったこと。

祖母は少々偏屈で、父がいくらウチで一緒に暮そうと言っても聞かなかった。
それも理由があってのことだったらしいと、後からわかったのだが。

その祖母なのだが、物が捨てられないタチで、
家には物があふれ、収納できるところには、それらが詰め込まれていた――ただ一ヵ所を除いて。
納戸にある押し入れの右下には、絶対物を詰めないのだ。
理由を聞いても教えてくれなかった。
続きを読む "押し入れ"

手首

2018.06.17.Sun.21:00

大学時代の友人から、「うちに遊びに来ない?」と電話が入った。
声を聞くのは半年振り、実際に会うとなれば1年ぶりにもなるのだなあと、仕事明けのぼんやりした頭で
話半分に聞いていたらいつの間にか、2週間後の週末を彼女の家で過ごすということになっていた。
当日は急な仕事が入ってしまい、夜、仕事が終わるとそのまま彼女の家へ向かった。
続きを読む "手首"

山岳救助隊

2018.06.16.Sat.21:05

おれのじいちゃんは、3ヶ月に1回は山に登る山好き。
それは11月、東北のほうの冬山、名山といわれる有名な山だ。
ベテランのじいちゃんも、登り始めるときは強い緊張感に襲われる。
その時も、かなりの緊張とワクワクで気分が高揚していた。
朝の4時に登り始め、お昼に登頂する。そして、午後4時には下山する日程を組んでいた。
朝4時の冬山はかなりひんやりとして静かで、じいちゃんは朝の山が一番好きだった。
続きを読む "山岳救助隊"

引き込む滝

2018.06.15.Fri.21:03

長くて読みにくいうえ、盛り上がらない話ですいません。

17年前の1月頭、震災の1週間くらい前。俺が小学生の時の話。
お年玉でカメラを買ってもらったばかりの友達と、そのお姉さんとの3人で、カメラの練習に少し山奥の自然公園に行くことになった。
続きを読む "引き込む滝"

川沿いの家

2018.06.14.Thu.21:04

十数年前の話。
私が6歳、兄が8歳の時だろうか。
私たちは、お盆休みを利用して、両親と4人で父の実家に遊びに行った。

その日はとても晴れていて、気持ちが良い日だった。
続きを読む "川沿いの家"

雑居ビルの怪

2018.06.13.Wed.21:54

今からもう14年くらい前の、中学2年の時の話です。日曜日に仲の良い友人達と3人で、映画を観に行こうという話になりました。友人達を仮にAとBとします。

私の住んでる町は小さくて、映画がある町まで出るということは、田舎の中学生の私達にとって、大きなイベントでした。
続きを読む "雑居ビルの怪"

閉ざされた一家

2018.06.12.Tue.21:53

警察には未公開な事件が多数あるらしいのですが、そのファイルの一つに、TSと銘打たれた事件がある。

事件はこうだ。今から7年前、千葉県内にて連続殺人事件が発生した。被害者は8名で、全て20歳前後の男性。

遺棄された死体は全裸にされ、男性器…キンタマが千枚通しで二つとも串刺しになっている姿で発見されたとのこと。
続きを読む "閉ざされた一家"

まるはっちん

2018.06.11.Mon.19:52

旧阿部倉トンネル跡 怪奇話2
「まるはっちん」

<前置き>
この話は21年前の実話に「都市伝説」なるものを組み合わせたものです。

皆さんは元高見山関(現 東関親方)が出演していた「丸八真綿」のCMをご存知ですか?
続きを読む "まるはっちん"
 | HOME | Next »