赤いマフラー

2017.07.21.Fri.16:15

ある小学校にいつも赤いマフラーを着けた女の子が転校してきた。

とある日に同じクラスの男の子が「なんでいつもマフラーを着けてるの?」と聞くと「あなたが中学生になった教えてあげる。」と女の子は答えた。

男の子と女の子は同じ中学になった。

そこである日、「なあ中学生にもなったし、なんでマフラー着けてるか教えてくれよ。」と男の子がたずねた。

しかし女の子は「私と同じ高校になったら教えてあげる。」と答えるだけだった。

高校でも再び同じ学校になった二人。

「なんで赤いマフラーを着けているかそろそろ教えてくれよ。」という男の子の問いかけに「私と同じ大学になったら教えてあげる」と笑うだけだった。

二人は同じ大学の同じ学科へすすんだ。

その頃には二人は恋人同士になっていた。

それからも同じ会社へ就職し、結婚もした。

結婚してからしばらく経ったある日、男は妻となった女に「ところでおまえってなんでいつもマフラーしてるんだ?」ときいた。

「わかったわ、そろそろ教えてあげるね…」そういうと彼女は今まで決してはずさなかった赤いマフラーを首からはずした。

ゴトン

彼女の首が床へと落ちた。

女の子の首は昔からマフラーでつながっていたのだ。

今でもある家では赤いマフラーをした女性と青いマフラーを着けた男性が仲良く暮らしているという。

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