クリスマス

2017.07.24.Mon.21:15

クリスマスの夜

 母親と子供は、父親の帰りを待っていた。しかし、父親はなかなか帰ってこない。子供は眠ってしまった。母親はなおも夫の帰りを待つが、父親が家に帰ってくることはなかった。そしてそれから何日経っても、父親は家に帰らなかった。母親は、警察に捜索願を出した。

やがて、家の中で原因不明の異臭が立ち込めるようになった。その臭いは、時間が経っても消えるどころか、ますますひどくなる。そこでハウスクリーナーを呼び、臭いの元になっていそうな場所を調べてもらった。 そのひどい臭いは、暖炉の上、煙突の中から発生している。ハウスクリーナーが、煙突の上の方をつつくと、何かが詰まっている。突いて探ると、ドサッという音と共に暖炉に落ちてきた。それは、サンタクロースの格好をした、一家の父親の死体であった。姿を消したクリスマスの夜、彼はプレゼントを抱え、サンタクロースの格好をして煙突から現れようとしたのだが、その途中で首の骨を折り、そのままずっと煙突の中に取り残されていたのだった。

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