不老不死:サン・ジェルマン伯爵

2017.08.08.Tue.21:15

彼が最初に登場するのは1710年。

フランスの音楽家ジャン・フィリップ・ラモーは彼についてこう記している。

「彼は不思議な人物だ。 50歳くらいに見えるが、もっと若いかもしれないし、 もっと年をとっているのかもしれない。 おそろしいほど話題が豊富で、ついつい話に引き込まれる。 彼と話していると、なんだか時間を超越した世界に生きているような気がしてくる」

それから約40年後、彼は現れた。 

彼が現れた場所はパリの昼食会。 

この時に彼と話した人物はやはり50歳前後に見えたという。 

カザノヴァは彼について「回想録」の中でこう述べている。 

「彼は私の度肝を抜くようなことを口にした。 ダイヤを溶かしてそれから最も美しい透明度を持つダイヤを 1ダースくらい作ってみせるとか、 特殊な秘薬のおかげで何も食べる必要がない、 などというのである。そして、本当は自分は300歳なのだともいう…」

事実、昼食会でも彼は何も口にしなかったという。 

また、フランス国王ルイ15世のダイアモンドの傷を 実際に直したという。

「私は今から200年以上も前、 スペイン国王フェルナンド5世の大臣をしていた。 バビロニアにいたころは、ネブカドネザル大王が建設したバビロンの都にも行きました」 

そして相手が信用しない場合はあらゆる証拠を示したという。

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