FC2ブログ

洞窟

2017.08.30.Wed.16:15

元彼Yの体験談。

Sと○○山にいった時、辺りを探検しようぜって話しになって、その辺歩いてたんだ。

そしたら、洞窟?なんだったんだろあれ。

とにかく穴があってさ、つくったものみたいだった。

面白そうだったから入ったんだよ。

そしたら、真夏だったんだけど、入った瞬間めっちゃ寒いの。

クーラーがんがんに効かせてる感じ。

奥とか真っ暗。

で、普通に歩いていったら、いきなり外からすごい雨の音がしてさ、

振り返って入り口見たら、さっきまで晴れてたのに本気で雨ふってんだ。

こりゃ出れねぇと思って前見ると、まだ奥に穴が続いてる。

なんか荒い息聞こえて振り返ると、Sが真っ青な顏して震えてるんだよ。

「おい。どうした?」て聞いたら、

「わかんねぇ。気分わりぃ。まじさぶい」って。

腕見たら鳥肌たってんだ。

たしかにこの穴寒いけど、今外に出ていって雨に打たれるのもやばいと考えた俺は、

「ちょっと休もうぜ」と言って、岩壁にもたれて座った。

そしたら、段々寒さがひいてきた。

外は相変わらず雨。

Sも「寒さはなくなってきた。でも気分わりぃ」と言う。

逆に入り口の方から冷たい風が入ってくる。

「変な気候だよな。まぁ山だししょうがねぇな」

なんていいながら、奥の方へ行くか?て話しになった。

でもなんとなく、なんでかわかんねぇけど、ふと外が気になったんだよ。

そいでSに、「ちょっと外見てくるわ。ここにいろよ」って言って外に出た。

雨なんてふってなかった。

ふった形跡もない。暑いし。晴れてるし。

穴の方から、なんとも言えない冷気が漂ってくる。

やばい。なんかわかんねぇけど、これやばい。

奥に少しいった時、たしかに穴の中の方が暖かくて、入り口から冷たい風みたいなんが入ってきてる感じだった。

考えてみると、寒さがひいてきたのも不自然だ。

面白半分で入る癖治そうと俺は思った。

穴に向かって、「S!今すぐ出ろ!!!気合いで出ろ!!」と叫んだ。

返事がない。俺は迷った。戻りたくない。でも見捨てる訳にはいかない。

俺は走って穴に突入した。

そしたらSが、「さみぃ…まじさみぃ…雨やまねぇ…」とか言いながら、

穴の更に奥の方へ、這って行こうとしてるとこだった。

先は真っ暗だ。Sがホラーだった。

俺はSを無理矢理立たせて、引きずって穴の外へ出した。

洞窟の中は寒かった。なんで暖かいとか思ったんだろう。

S笑いながらぶつぶつ言ってたけど、一発殴ると正気に戻ったからよかったよ。

関連記事
コメント

管理者のみに表示