金剛峰寺

2017.09.22.Fri.16:15

俺の友人から聞いた話をします。

その友人はここではAとでもしておきましょうか・・。

Aはそのさらに友人Bと友人Cとで

高野山金剛峰寺に明智光秀の墓を探しに

(肝試しも兼ねて)夜中にいきました。

しばらく高野山の道を歩いていくと、Bは

「あ、そういえば墓の位置だれかしってるんか??」

と言い、Aが

「いや、この山のどっかにあることしかわからんなぁ」

と答えました。

そうして山道をただひたすらに歩いていくと一人が

「めんどい!帰ろうぜ!」

と言い、ほかのみんなも賛成し、

下山しようとしたそのとき、

少し上のほうで女の人の声が聞こえてきました・・。

「あのぅ・・ここになにか用があって参られたのですか??」

三人が振り向くとそこには一人の女人の僧が立っていました。

Aは

「この山に明智光秀の墓があると聞いてきました。

場所を教えていただきたいのですが・・」

尼は

「ああ、確かにありますよ。

しかし、こんな夜遅くですと足元など不安があるでしょうから

私がご案内いたします」

Aは

(ああ・・まぁこれで墓もみつかるしついていくか・・)

と思ったその時でした

「逃げろ!!!!」

誰かが叫びました。

Aが振り向くとCがガクガク震えながら

声にもならない声でもう一度言い放ちました。

「に・・逃げろ!!危ないんだ!」

Aは

「何言ってんだよ!せっかく案内してもらえるってのに!」

「いいから逃げろ!逃げるぞ!」

AはBとCについていくように

がむしゃらにふもとに向かって走りました。

「一体どうしたってんだよ!尼さんに対して失礼やろが!」

Bが言い放つと、

「ばかやろう!まだ気づかないのか!」

Cが憤怒しつつ言い返しました。

「なにが?幽霊でもでたんか?」

Aが聞くとCは答えました

「金剛峰寺は女人禁制の寺だろ!?じゃあなんで尼さんなんかこの寺にいるんだ!

俺たちあれについていってたらどうなるかわからんぞ!」

AとBはようやく背筋に寒気を感じ足を止め頂上を見上げました・・。

関連記事
コメント

管理者のみに表示
« 100物語 | HOME | 峠の事故 »