ついて来た子犬

2017.10.07.Sat.21:15

咄嗟に下を見下ろしたが人が倒れている様子はないし、

第一こんな夜中に人がビルから飛び降りれば

衝撃音が聞こえないってことはないはずだ。

俺は少しパニくりながらも、

いなくなった少女に声を掛けながら階段を上り続けた。

そして少女がいた場所まで来て、俺は凍りついた・・・

しおれた花束・タバコ・線香・・・

やばいっ!!と咄嗟に事態を飲み込んだ俺は階段を駆け下り始めた。

下り始めた直後(4~5段)いきなり後ろから声が聞こえた。

確かに女性の声ではあるが空気漏れしているような声で

何を言っているのかは全く判らない、もちろん後ろなど振り返れない!!

俺はガクガク震える膝で必死に階段を下りた、

カツンッ カツンッ カツンッ カツンッ

女性のヒール特有の音が後ろから聞こえる・・・

明らかに誰かが階段を下りてくる。

俺は耐え切れずに上を見上げた・・・

いた・・・さっきまで俺を見下ろしていた少女の姿が階段の隙間から見える、

そして靴音のテンポとは裏腹にもうすぐそこまで来てた・・・。

俺は必死で階段を転がるように下りきり、門に飛びついてよじ登った。

その足をグイッと引っ張られた。

俺は絶叫しながら足をばたつかせて、

なんとか振りほどくとそのまま走った。

後ろの門から1度だけ

「ガシャンッ」

という衝撃音が聞こえたが、それでお終いだった・・・と思っていた。

とてもじゃないが歩いて帰る気力が無くなった俺は駅前まで行き、

タクシーを拾って家まで帰った。

マンションの前でタクシーを降り、

エレベーターに乗り込もうとした俺は見ちまった。

ボタンを押してもいないのに下ってくるエレベーターの監視カメラに映る

あの少女の姿を・・・。

その晩、そのままマンションから逃げ出した俺は

友人のうちの転がり込んで、一晩を明かした。

それから、あのビルで少女を見かけることも無いし、

あの階段に近寄りもしなかったが

その日から異動がでて転居するまでの1年間、

マンションのエレベーターは使わなかった。

私はすでに犬を飼っているので、

このままこの犬についてこられては迷惑だと思い

自転車のスピードを上げました。

それでも犬は着いて来るので、

立ちこぎで振り切ろうとしますがまだついてきます。

時速40km位のスピードで振り切ろうとしたんですが、

それでもついてくるので犬好きの私は小型犬なのに頑張るなと思い、

犬が一生懸命走っている様子を見ながら帰っていました。

その時ふと前を見ると、目の前はいつの間にか交差点で車が横切っていたので、

私は急ブレーキをかけてハンドルを切ったので道路横の畑に突っ込みました。

転びはしたんですが、何とか車との衝突を避ける事が出来たんで安心していると、

私についてきた犬が私をじっと見て

「チッ」と舌打ちをして街灯の無い方に消えていきました。

あと数秒車に気付くのが遅れていたらと、

消えていった犬の事を考えるとゾッとしました。

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コメント
違う話と混ざってますよ

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