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危険な朗読会

2018.01.13.Sat.21:15

このお話は私が中学2年の時のお話です。 時期もちょうど今頃の夏休み。 AちゃんとBちゃんとCちゃんとでAちゃんの家でお泊り勉強会を することになりました。 

その日私は、ただ勉強するだけじゃと思い 

「稲川淳二の怖い話」の本を持って行くことにしました。 実はこの本は読書感想文のために買った、まだ未読の本。 

Aちゃんの家で4人夏休みの宿題をこなしていました。 お互い分らない所は教え合いかなりはかどりました。 

時間も随分たち、今日はもう勉強は終わりにすることになりました。 私は待ってましたと言わんばかりに「淳二」出しました。 

そこでCちゃんそれだけじゃ詰まんないからと言って ある物を持って来ていました。 

Cちゃんはオカルト好きで、よく休憩時間、教室でネットで見つけた 怖い話をしてくれるような子でした。 

Cちゃんが持ってきてくれた物は 

① ロウソク 5本 

② ライター 

③ 正方形の白紙 

④ 白い粉 (たぶん塩) 

C「ネットで怖い話をするときの魔よけ見つけた。」 と言っていました。 

怖がりのBちゃんは 

B「なんか怖いからやめよ?」 

言いましたがAちゃんの 

A「みんな居るから大丈夫だって」 

の一言でしぶしぶ承諾しました。 

その方法は、部屋の四隅にロウソクを立てて、 

白紙の中央に赤ペンでトリイ?(神社の入り口の赤い門?)を書いて その上に盛り塩をしてロウソクを立てるというものでした。 

5本のロウソクに火をつけ、部屋の電気を消して 私の向かいには火を付け終えたCちゃんが座りました。 

いよいよ始まりました。 私は読書感想文を兼ねていたので、「淳二」を1話からじっくり朗読して みんなに聞かせました。 

はじめはみんな真剣に聞いていましたが、4話目を過ぎた頃から 

「あれでしょその話」「あ、知ってる」とか 

茶々を入れるようになってしまいました。 

そこでCちゃんが名乗りをあげました。 その話もネットで拾ったらしいお話。 その話は、オチがすれ違いざまの通行人が一言言うヤツ。

話も終盤にかかり、Cちゃんが 

C「・・・こっちに向かってくる人が居ました。 すれ違う瞬間、その人は・・・ 

『呪ってやるぅぅぅぅぅ!!!!!!!』 

Cちゃんが声を荒げてキメ台詞を言いました。 

その瞬間でした。 Bちゃんの後ろのロウソクの火が消え、 私たちはいっせいに悲鳴を上げました。。 

気が付くとCちゃんと私はAちゃんに抱きついていました。 

A「・・・B・・B・ちゃん?」 

Bちゃんは暗闇を背に盛り塩のロウソクを見つめていました。 

A「Bちゃん!!」 

Bちゃんがすーと顔を上げました。 

その瞬間です 

Bちゃんの後ろの部屋の隅からいっせいに 

(ゴッゴッぎぎぎ~ゴッざざゴッゴッゴッぎゅぎゅぎゅ~ゴッゴッゴッ) 

大勢が壁をたたく音、引っ掻く音がなりました。 再び私たちは悲鳴を上げました。 次の瞬間ドアが開きました。 

Aちゃんの両親でした。 Aちゃんの両親は部屋の雰囲気を感じ取り 私たちの親を呼び、お泊り会は解散となりました。 

その後、私は両親に外出を許してもらえず、彼女たちとは電話でのやり取りのみとなりました。 

しかし、私はあの日のBちゃんを思い出すとBちゃんには 電話出来ず終いでした。 

もちろん、AちゃんもCちゃんも。 出禁が解け、夏休みが終わり始業式、 Bちゃんは欠席しました。 

その日、A・C・私の3人でBちゃんの家に行きました。 いくらピンポンを押しても誰も出てきません。お気に入り詳細を見る

3人は諦め帰路につきまいた。 

C「あ!!」 

Aちゃんと私はCちゃんの指先を見ました。 

白いカーテンの架かった2階の窓。 

誰も居ません。 

それから暫らくして、ホームルームで担任の先生が Bちゃんの転校をつげました。 

そして、先生も親もBちゃんの行き先については 何も教えてくれません。 

Bちゃんは何処へ行ったんだろうか・・・ 

今、思うと子供の頃の好奇心が恐ろしく感じます。 今、書いてて気が付いたことがあります。 

白紙に書かれたトリイの向きがBちゃん側に向かって 

入り口だったのではないかと・・

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