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奥地の達者

2019.10.13.Sun.20:55

「ダルマ」と漢字でどう書くか知っているだろうか?「達磨」。こう書くのが一般的である。

しかし、あなたのおじいさんやおばあさん、またはひいおじいさん、ひいおばあさんの中にはこういう漢字で書く人もいるはずだ。

「達者(ダルマ)」と・・。

これは、そんな「達者」にまつわる都市伝説。ある日本人女性が中国の奥地を旅行していた。彼女は奥地を旅行するだけあって中国語も堪能で、この旅をとても楽しんでいた。

そして、ある山道を歩いていると「達者」という看板を出している店を見つける。

『「達者」?何のお店だろう?』
そう思った彼女は、店内へと入っていった。

店の中は薄暗く、中には数人の中国人。奥の方には大きな人形が並んでおり、みんなでそれを見ているようだった。

彼女は人形の方へ近づいて思わず固まってしまった。

人形たちには手足がなく、それに加えて、なんと人形たちの目や口は動いている。

そう、人形だと思っていたのは手足を切断された人間、つまり「達者(ダルマ)」だったのだ。

彼女はその異常すぎる光景に叫ぶのを必死でこらえ、ただガタガタと震えていた。

ようやく落ち着きを取り戻して彼女が急いで店を出ようとしたとき、達者の一人が口を開いた。

「おい、おまえ日本人だろ!?頼む、助けてくれ!助けてくれよ!!」
達者が必死に彼女の方を向いて叫んだため、店の中国人たちの怪訝な視線が彼女に集まった。

『ここで日本人ということがばれたらまずい…』
そう考えた彼女は日本語がわからないフリをし、得意の中国語で弁解して急いで店を出た。

あの日本人のダルマが何だったのかはいまだに不明である。

そしてこの店のある村も未だに所在はわかっていない。


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