寝返り

2016.08.06.Sat.11:31

小学生の頃、夜ふと目覚め、隣(1メートル位先)に 寝ている母親の頭部のあたりにぼんやりと視線を向けた。 

真っ暗闇の中に慣れない視界のせいであろう、 

次の瞬間、母の頭部が向こう側を向いているのかそれとも 

こっちを向いているのか、わからない事に気づいた。 

異様な緊張を覚えつつ、その真実を確かめたい衝動にかられた 

私は母の頭部の在るであろう暗闇の1部をじっと凝視した。 

だんだんと、暗闇に目が慣れてきた・・・・ 

と、次の瞬間だった。 

向こうを向いていた母の白い顔が、物凄い勢いで、ギュルン!!と 

こっちを向いたのだ。 

!!!!!!・・・・恐怖を感じ、慌てて布団を被り、そして 

そのまま真実を確認することなく朝を迎えた。 

幻覚だろうが、恐ろしかった。 

ちなみに今現在視力の悪い私は、たまに裸眼で夜道を歩く 

ことなどがあると、同じ原理で、ややはるか前方に確認できる 

人物がこっちにむかって歩いてくるのか向こうにむかって 

歩いているのかわからない!という状態になる。 

それも妙に恐い。



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