隣のベッド

2016.10.17.Mon.21:12

最初の仕事で行った研修所での話。

そこは、複数の会社の合同研修施設だった。

全員泊まり込みで、朝~夜まで研修三昧。

泊まり部屋の定員は4人。2段ベッドが二つ。

俺が行ったのは9月で、2週間の研修だった。

中途半端な時期なんで、同室は一人。

酒好きで、門限破り常習犯な30男。

ちなみに門限は10時半。消灯は11時だった。

その日、俺が部屋に戻ったのは11時少し前。

30男は帰ってない。上の段のベッドへ昇る。

相方は対面のベッド下段。俺、鼾を避けた次第。

夜中に起きた。相方のベッドから声。戻ったか。

ウウ・・ウーン・・ウ・・ウ・・ンンン・ン・

鼾?うなり声?かなりウルサイ。寝れない。

ドサッ    シーン・・・静寂

ん?落ちた?アホやなぁ。でも少し心配。

様子を見ようと寝返りを打った。

目の前に何かある。何だ?暗くて・・・

頭?それが、徐々に下からせりあがってくる。

髪が長い。女?なんで女?

髪の隙間から覗く目が非常に赤い。無表情。

怖!ヤバ!目を閉じた。すぐに寝た。失神?

次の朝起きて気が付いた。

相方は既に研修を終えて、昨日帰ったハズ。

夢か?そう思った俺、ベッドから降りた。

足元の床に長い髪が束で落ちてた。



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