あるばずのない手

2016.11.19.Sat.21:04

私、毎年同じ時期に風邪をひくんです。

1月末~2月頭にかけて。それも39度を超える。

こんな習慣がはじまったのも、6,7年位前。

あの出来事が起きてからでした。

あの日私は、夜中突然の吐き気で目が覚めました。

今までに味わった事の無い、猛烈な吐き気。

朦朧とする意識の中、トイレへ駆け込み、そして気づけば朝でした。

当時学生だった私は学校を休みました。

高熱で行ける状態ではなかったのです。

風邪には強かったため、ここまでの高熱は初めての経験でとても辛かったです。

それからまる2週間、自宅で点滴の日々が続きました。

体力は落ち立つ事さえもままならない状況で、それは起きました。

その日も自宅で点滴を済ませた後、布団の中、体の痛みにじっと耐えていました。

ただじっと。私には何かをする体力は残されていませんでした。

そんな時、ふっと。

ホントに何気なくふっと自分の左肩に目をやったのです。

そこには手がありました。

あるはずの無い手が、そこにはありました。

重さをまるで感じないのに、私の左肩に触れる感触は実際のもののように感じました。

記憶では若い女の人の手だったように思います。

それがポンっと置かれていたのです。

・・・こんな状況に置かれたら、みなさんどのような行動にでますか?

私は大声を上げてしまい、その手を肩から振り払ってしまいました。

そのせいで母親が何事か、と私の部屋に大急ぎで駆けつけてしまうのですが・・・

その手を見てから、急激に熱の下がり、体調も日に日に回復していました。

母親には、その手はご先祖様の物で、お前を助けてくれたんだよ。

そう言われました。

私自身もそう信じていたのですが・・・

その後、霊感の強い知人にこの話をしたところ、こう言われました。

「お前、その手を払わなければ、死んでいたんじゃないか?」

毎年、この時期になると不安になります。

猛熱のなか朦朧となりながら、今年は大丈夫だろうか・・・と。

関連記事
コメント

管理者のみに表示
« 小さな塊  | HOME | 水の音 »