神隠し事件

2017.01.29.Sun.16:02

私の実家のある地域の話なんですが、40年程前女の子がいなくなるという神隠し事件があったらしいです。

何年という事も2つに絞れるんですが、それを書いたらどこか分かってしまうんで40年程前としておきます。

事件自体は女の子のいなくなった校区の人で大人なら何度かはは聞いたことがあるというくらいには有名です。

ただその神隠し事件自体は行方不明事件と言われていたり、

起きた年は3人の人がなくなった大きな土砂災害の年という人とその前の年という人がいます。

また女の子がいなくなった日数も1日という人、3日という人、1週間という人がいます。

だれでも知っている事件ですが、詳細については結構聞くたびに代わるような事件です。

さすがに1日というのは夕方山で迷って翌朝発見されても1日なわけですがとりあえず女の子は数日後に発見されました。

私の実家の近所に、その女の子の同級生が住んでいまして、子供のころ覚えているだけで2度神隠し事件について聞いたことがあります。

ただその2回で違う話をされました。

その人というのがある種の地元の有名人のような人で、“すごく賢いけど変人”と言われていました。

地元の寄合にはあまり参加しなかったですし

関西の超有名国立大学に入学したんですが、卒業しても就職もせず軽トラ、徒歩等で散歩している

父親が死にやっと就職したと思っても半年に1回くらい1週間ほど休む。

とか、すごい害があるようなことをしていたわけではないですが

今思えば寄合に参加していなかったから、噂される側になっていて、噂なんて悪い噂のほうが広がりやすかったってことなんだと思います。

で、大人は互いに傷つけあう結果を恐れて避けていたんですが、わたし含め子供というのは残酷で悪く言われている事を知ってて近づく節がありました。

実際にはジュースを買ってくれたり、学校の帰り道とかに軽トラで家に送ってくれたりしてくれましたし、変ね目に合うようなこともなかったです。

また賢いといわれるだけあって、雑学的な面白話とかもしてくれたりしました。

そんな中の一つに神隠し事件の話がありました。

そこで今回、その人に聞いた二つの話を投稿しようと思います。

とりあえず一つ目は白いおじいさんの話としておきます。

その人によると幽霊なんて言うものはいないけど精霊というのはいるらしい。

で、人里に現れるような奴は白いおじいさんの姿をしているらしい。

身長は1メートルもないくらいで、白くて長い髪と白い長いひげで白い顔して

人間の後ろとかをついてくるらしい。

気配はするけど、姿は現れたり隠れたりできて、仕組みはわからんけど

子供のほうが見つけやすいらしい。

人間の後をつけてきたりする割に、実際に姿を見られるのは嫌なのか

目が合ってしまったらすぅーと意識が遠くなって、白いおじいさんについて

山に行ってしまうらしい。行方不明になった女の子と一緒に小学校から帰っていた男の子は突然無言で山に入っていく女の子の姿を見て、呼びかけても返事をしないからすねて帰ってしまったらしい。

白いおじいさんについて山に行った後、最終的にどこに行くのかはわからないけど

3日後に見つかった女の子は、記憶喪失になっていたらしい

聞いたこともない言葉を話したり、手でご飯を食べたりもしたけど、

1週間ほど入院して記憶はまだまだあいまいな部分が多かったですが、

生活習慣とか言葉のほうは大丈夫になっていたので学校にも来るようになったけど週に何度か授業中や、夜中とか時間に関係なく森に出かけるようになった。

今の時代だと入院とかしてそうやけど、当時は特に疑問はなかったらしい

それでも前回のように行方不明になるようなことはなく、近くに人がいれば止められるということで通院しながら日常生活を送っていたらしいです。

記憶はだんだん戻り、森に行く奇行も減っていったらしいんですが今思えば記憶が戻るほど顔色が悪くなっていくように見えたそうです。

それでも次の年の7月には記憶もほとんど戻り、夏休みを利用して入院して、完治させようみたいな話になりました

2週間の入院中1度お見舞いに行ったときには元気そうで、退院後、登校日の日、学校にはやってきていたんですが、青白い顔で本当に治ったのかと思ったそうです。

その日の帰り道、まだ退院間もないという事で母親が車で迎えに来ていたんですが

女の子が車に乗ったと思ったらその直後には死んでいたらしいです。

私にこの話をした人は錯覚かもしれないけど女の子が車に乗った直後、息を引きとる直前少しの間真っ白になって姿が消えたように見えた。と言っていました。

女の子が死んでしまったことと白いおじいさんに会って行方不明にあったことが

関係しているかはわからないと締めくくっていました。

これが一つ目の話です。

二つ目の話は緑の女性という話としておきます。

同じ人に同じ事件を聞いたはずなのに1つめとは大分内容が違います。

「男一人で山に行ったらあかん、女一人や、男女一組で山に行くのはもっとはいけない」

山の神様は女だから、よそから来た女を嫌うし、男女で来ていたら焼きもちを焼く、

似たようなことは聞いたことがある人が結構いると思いますが、二つ目はそういう話です。

山の精は男性を連れて行ってしまう。山の中で急にうつろな表情で道じゃないほうに行こうとする男がいたら絶対に止めなあかん。呼び止めたら大抵止まるし、捕まえればまず止まる。だから二人以上でいけば止める事が出来る。

ただ女一人や男女でいった時は女性が連れて行かれる。

その時は大声を張り上げながら猛然と走り出すから止められるとは限らんという事らしい

その様子は一緒に帰っていた男の子が見ていたらしい。

女の子は三日後に見つかったけど、いなくなった山とは結構遠いところで見つかって、気がくるって「うー」とか、「あー」とかしかいわなくなっていたらしいですが

数日の入院で徐々に治っていったのか学校に来たときには全然そんなことはなかったそうです。

女の子が学校にき出して直接話を聞いた話では緑色の服を着た、背の高い女大声を張り上げてがついてくるのを見て逃げ出した、

すごい速さで追いかけてきていて、どんどん近づいてく。相手のほうが速いはずなのに全然追いつかれない、

それに気づいたら、あたりの景色がはっきりしだして、病室にいたらしい。

その女の子は、時々発作を起こして救急車で運ばれたりしていて通院治療もしていたそうです。

多分発作の時は緑の服を着た背の高い女に追いかけられる、幻想を見とったんやと思う。

ただ発作を起こす頻度も減っていって、最後の治療として、夏休みに2週間入院して完治させようという話になったそうです。

そして医者にもう大丈夫と言われて退院した次の日に亡くなっとった。

そういえばその女の子が心が落ち着いて発作が減っていくにしたがって、顔色は逆に青緑色に悪くなっていっていたらしいです。

今思うと、女の子は脳に何らかの病気があって、山で発作を起こす。一緒にいた男の子は怖くなって逃げ出したら

行方不明騒動で大騒ぎになっていて、逃げかえったことがばれるのを恐れて違う山で見たといったため発見が遅れたのではとないかという話でした。

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