高校の時の話

2017.02.04.Sat.21:12

これは俺が高校の時の話だ。俺はある高校に電車で通っていて部活のせいで帰るのが遅くなるのはしばしばあった。とは言ってもまあ19時くらいだけど。だけどある時友達と遊んでしまって終電の電車に乗ったことがあった。そこでのお話。

快速電車も止まらないような閑散な駅だったからもちろん駅員もおらず、切符を買わずに電車に乗り込んだ。やはり終電ということもあり、乗っているのは俺だけだった。その時の俺は、電車が貸切状態みたいでテンションが軽く上がっていた。その電車は通路に沿って両側に一直線に座席が繋がっているタイプで、俺は、真ん中に堂々とすわった。俺の目的までの駅は10個くらいあった。そして、何気なく前にある窓を見ると、外よりも中の方が明るいため逆光で窓には電車の中だけが映って外が見えなかった。俺は外を見たかったから近くにあった窓に顔を近づけた。ちょうどその時踏み切りに近づいたらしく赤いランプが死角で見えはじめた。そして何気なく見ると、踏み切りの真ん中に誰か立っていた。

最初は気にも止めなかったが、また次の踏み切りの時、誰か立っていた。違うのは明らかに顔がこっちを向いていたこと。暗くて顔は見えなかったけど恐ろしくなった。でも確かめない訳にはいかない。次でまた見るまでは信じられない。瞬間移動なんてありえないから。だから次の踏み切りまで見ていて…来た。やはり誰か立っていた。だけど今度も違った。踏み切りの近くに街灯があり、顔がはっきりと見えてしまったのだ。しかもその顔が男の人で顔中血だらけだった。そんな者がこっちをニヤケ顔で見てて俺は逆に血の気が引いた。

そして俺はもう見ないことにして自分が降りる駅まで目を閉じていた。うとうとしていたのだろうか。アナウンスで俺が降りる駅の名前が聞こえた。もうそろそろだなと思った瞬間、

「バン!」

ん?

「バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!」

何だよ!って目を開けたら前の窓にさっきの男らしき人がまさかの外から窓を叩いていた。人間ならこんなこと出来ない。その男はずっとこっちを見てたから俺も目を離さずにはいられなくなってしまった。そして駅が目の前に来た瞬間

「何でお前は生きてるんだよぉ!代われよぉ!」

そう残して消えて行った。俺はもう半泣きで駅を猛ダッシュで出て家に転がりこんだ。それからはもうそんなことは起こっていない。きっと電車の事故でこの世に深い未練を残して死んでしまった人だとおもう。

長文ながくてすみませんでした。

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