ズッ、ズッ、ズッ

2017.02.06.Mon.11:16

これは僕が中学時代、盲腸で入院した時の話。

僕が入院した病院は夜中に看護師さんが20分おきに患者さんに異変がないか巡回してきた。

なので僕は、携帯をいじるために看護師さんの足音を常に気にしていた。

そして、入院して一週間がたった日の事。

時間は2時くらいだったかな?

その夜は昼間寝すぎていたせいか、まったく眠れなかった。

やることがなかった僕は、いつものように携帯をいじっていた。

するといつものように看護師さんが巡回にきた。

「コツ、コツ、コツ、コツ」

とカーテンの向こうから聞こえる看護師さんの足音。

この時、なぜだかわからなかったが、僕はいつもと違う違う雰囲気を感じた。その違う感覚の正体を突き止めようと僕は次の巡回まで寝るのを待ってみようとおもった。

そして、20分後看護師さんの巡回。

「コツz、コツz、コツz、コツz」

看護師さんの足音にまぎれて何か別の音が聞こえてきた。

僕にはそれが何かが擦れる音のように聞こえた。

そして、その次の巡回のとき、音の正体が気になった僕は看護師さんの様子を見てみることにしました。

「コツズッ、コツズッ、コツズッ」

今回は明らかに看護師さんの足音に紛れて何かが這う音が聞こえた。

僕はカーテンの隙間からその看護師さんを見てみた。

看護師さんの後ろには、青ざめた顔のお婆さんがはっていた。

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