山中で遭遇した女性

2017.03.04.Sat.11:10

この話は子供の頃から私の父親に聞かされ続けた話です。

当時車の免許を取り立てで車で走るのに夢中だった頃、父の実家の近くにある山道でよく走っていたそうです。

免許を取る以前から車を運転していた父はかなり運転技術もあり、自信を持っていたそうです。

そんなある日、父はいつものように夜中に仲間と走行して帰ろうとした時、道中トンネルに入った瞬間寒気がしたそうです。

そんな感じで早く帰って寝ようと思うのですが、途中1人の女性が道路の脇を歩いているのです。父もさすがにこんな夜中の山中で女性が歩いているはずがないと思ったが、もしかしたらと思って引き返したら、やはり女性は歩いていたのです。下心があるわけではなかったが車ならそれほどの距離でなくても歩いてだと近くの町まで半日は掛かるので助手席に乗せたそうです。運転中はとくに会話する事もなかったが、家の近くまで送るつもりだったので名前と住所を聞くと、しばらく経ってからここで降りますと言ったそうです。それで女性が降りた場所は家一つない場所だったのです。けれどそのすぐ側には火葬場があったのです。父はまさか?と思いたかったのですが次の日、ここ数日間の新聞のお悔やみ欄に先日の女性の名前があったそうです。父は驚き、祖父にその話を話すと、さらに衝撃的だった事に小さい時その女性とその女性の兄とよく遊んでいたそうです。

親の会社の都合でその女性の家が引っ越す事になり、それからというもの全く交流がなかったので、

父親もすっかり忘れていたそうです。

偶然だとは思うのですが、これが父親の体験談です。

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