とうりゃんせ

2017.03.07.Tue.16:20

この話…よく人に話すんだけど、話した後、凄い怖さがあるんだけど、文字だったら、怖さが減るかもしれない。…ただ文章力がないだけかも(汗)

暇潰しに読んで下さい。

とうりゃんせって童謡?知ってますよね?

♪『と~りゃんせ、とうりゃんせ~ここはど~この細道か~』

ってやつ。

この歌が音程的に歌いやすくて、何故か、つい口ずさんでしまう私だったんだけど、ある怖い体験をして、意識的に歌わないようにしています。

まだ私が高校生の頃、夜中にお腹が空いて、家の近くが魚市場だったこともあり、夜中遅くまで、漁師の父ちゃんらが利用するような、ちゅちゃな店に、歩いてパンでも買ってこよう、と田舎だから、車も殆んど通らなくなった家の裏手の海沿いの道を、その店まで歩いて行ったんだわ。

途中に海に向かって建つ鳥居を少し過ぎると、斜め右手に寺があって…。

ぽつん、と電灯があるところを、そう言えば、車一つ通らんわ~と思いながら、市場前の国道を挟んだ前の店に入って、目的のパンとコーヒーを買って、また来た道をそのまま帰ろうと歩いてたの。

そしたら、急に。

本当に急に、凄い空気?気配?が変わって、何でか居てもたっても居られない位の恐怖感が襲ってきて…

慌てて唯一近くにあった魚市場前の公衆電話まで走って、あとはひたすら、後ろを気にしながら家に帰って…。

まぁ、パンとコーヒーは食したんだけど(笑)

お腹がいっぱいになったら、安心して、それからコロッと忘れたんだわ。

翌朝、お母さんが私の弁当に入れる卵焼きの卵を買い忘れてたから、家のすぐ近くの店に行けって言うもんだから、行ったら、また運の悪い事に無かった。

弁当に卵焼きは必要不可欠!!と思ってた私は、昨晩向かった店に、自転車で向かったのよ。

昨晩とはうってかわって、道にはトラックやら、バイクやら自転車やらが道脇に停まってて、市場の中は競りが始まってて…。

そう、また人っこ一人道にいないの…。

自転車に乗って、トラックの横を通り過ぎたその時、

「…ふん…!」

って低い男の人の鼻で嘲笑う声がすぐ、左耳の方で聴こえて、

なんだとぉう!?

と振り返ってみると、誰もいないの…。

トラックの運転席にも、もちろん、助手席にも…。

4㌧トラック位?の大きさだったから、例え隠れたとしても見えるはずだし、しかも競りが始まってるから、運転席に誰かがいるはずもなく…。

おかしいなぁ~と思いながら、店に着くと、またもや、卵は置いてなくて、ゆで玉子ならあったんだけど、ゆで玉子じゃ騙しできんから、諦めて帰ったわけね。

例のトラックを確認すると…

やっぱり誰も乗ってない…。

なんやってんろ?と思いながら帰って、居間のテレビの前に座ってから、台所におるお母さんに、

私「卵なかったわあ~」

母親「きゃああ!」

私「どうしたん!?」

母親「…あんた、今ここにおらんかった?」

私「なんも、帰ってきて、すぐここに座ったけど…?そこに行ってないよ?どうしたん?」

母親「…今、すぐ後ろに、デカイ男の人の足あった…。あんたかと思ってんけど、振り向いたらおらんかったし、びっくりしたわ…」

私「…えーと、多分、あたしやわ。連れてきたの…」

母親「また、何をしたん!?」

私「…またって…人聞きの悪い…(--;)」

私「さっきね、卵買いに市場の前の店行ってきてんけど、トラックの横通ったら、耳元で男の人に鼻で嘲笑われてん…。あ…」

とその時、急に昨晩の怖い思いがぶり返して、そこで幾つかの符号がぴったり合わさって、真っ青になってた私に、母親が催促してきた。

昨日の出来事を話して…。

私「…そう言えばね…ふんって鼻で嘲笑われた場所と、昨晩、急に怖なったところが、全く一緒や…全く一緒!」

母親「…連れて帰ってきたって事やね…。全く、いらんもんこれ以上連れて来んといて~」

私「…これ以上って、他に連れてきた覚えもないわ!」

と思った瞬間…。また思い出したんやわ…。

そう言えば、夜中に店行くとき、何でか口ずさんでた歌あったわ…。

家から出てすぐ、鳥居の前も、寺の横も、怖いと帰り道に思った場所の前も…。

ゆっくりと…声に出して、歌ってた歌の歌詞…。

♪『~天神様の細道じゃ~ど~か通してくださんしぇ~。この子の七つのお祝いに~御札を納めに参ります~ 行きはよいよい、帰りは………』

って…。

この童謡の遊び方も、最後には二人の腕の中

に、捕まえられるんだ…。

もう、二度と歌わない。

 

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