幽霊なんているわけないじゃん

2017.03.08.Wed.21:24

10年以上前の体験です。

男4人で近くのゲーセン遊んだあと、店を出たのは0時過ぎでした。お腹がすいたので、近くのファミレスに行きました。

注文後、夏という事もあり県内で一番有名な廃墟ホテルの話題となりました。

廃墟の帰りに車の中で足を引っ張られた事、ホテルの窓から何人も手を振っていた事、もう亡くなりましたが某霊能者が入る事を拒んだなど色々話をしました。すると、T君が言いました。「幽霊なんているわけないじゃん。」

その言葉にカチンと来た私は、3人共行ったことが無いと言うので廃墟ホテルまで案内する事にしました。

私「Tの車でネ」

こんな時、Tのタイプは「くだらない」など何がしら理由を付けて行こうとしない事を予想していましたので、私「ガソリン代全額出すから、満タンにしていいから」と他にも断れない状況を作り、いざ廃墟ホテルへ。

ホテルに到着したのは午前1時半。

何かあったら、すぐに逃げられるように車をUターンさせて降りました。

瞬間、夏なのにとにかく寒かった事を覚えています。同時にラップ音でしょうか、乾いた木の音がホテルの中から聞こえてきました。

突然O君が「私さん、窓からたくさん人が覗いてます。」聞けば、O君は多少霊感があり、金縛りによく合うとの事。(早く言えよ)

私は窓を見上げましたが、何も見えませんでした。すごい気配は感じていましたが。この時点で戻りたかったのですが、私が行くと言った手前それもできず中へ。

目的地は2ヶ所。雑誌でやばいと掲載されていた「地下のボイラー室」と「4階一番奥の部屋」です。

私「T、先頭頼む。」と懐中電灯を持たせてボイラー室から向かう事にしました。

私「そこ左。まっすぐ行くと階段あるから」と過去の記憶をたどって縦一列に並んでホテルの中に入りました。

足元のガラスや廃材を気にしながら、T「こっちはトイレか」と廊下に明かりを戻した時でした。黒い塊が見えました。よく見るとうずくまっている長髪の女性だとわかりました。

慌てて先頭にTに囁くように、私「いる、いるって、いるいるいる」とパニックになりました。後ろにいた2人に戻れと手で相図し、外に出るよう促しました。

外に出て横一列になり車に戻ろうとした時、後ろから幾つもの気配を感じました。その時、隣にいたO君も前を見ながら「私さん、後ろから沢山付いて来てます。」

私は、ゆっくり後ろを振り向きました。

「誰もいないじゃん。ふぅ~」と束の間、「あれTは?」

そう、いるはずのTが居ないのです。

皆で「おーいT、T」と呼んでも返事がありません。携帯に電話してみると

ホテルの中から着信音が聞こえてきました。しかし、電話に出ません。電話を切って、改めて名前を呼ぶも反応なし。

その後、懐中電灯の明かりがチラチラ見えました。無言でTが急ぐでもなく戻って来ました。

私「何やってんだよ」 T「いや、ちょっと・・・」

とにかく、ここから離れようと私が運転して途中コンビニで休憩しました。

Tに何があったのか聞いても、「いや、何でもない」と答えようとしませんでした。その後、ファミレスまで戻り解散しました。

次の週末、4人で遊んだあと深夜のファミレスで、私「今度は○○園に行こう」と言ったら、

T「もう勘弁してくれ」

あの時何があったのか頻繁に質問しましたが、その後も教えてくれませんでした。多分、見たんでしょうけど。

 

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